- 最新の治療法「EECP療法」とは
- EECP療法の特徴とメリット
- 健康にも美容にも効果あり?EECP療法の
7つの効果 - EECP療法で改善が期待できる疾患
- EECP療法の流れ
- EECP療法の注意事項(副作用)
- EECP療法の費用
最新の治療法
「EECP療法」とは
EECP療法(体外式カウンターパルセーション)とは、下肢に巻いたカフによって下肢の筋肉に圧力をかけ、全身の血流を改善する治療です。同時に新しい血管の形成を促進することで、低下した心機能の改善、および肝障害、腎障害、認知症などに効果が期待できます。
EECP療法はハーバード大学で開発され、アメリカのFDAで承認された治療であり、現在は主に難治性の狭心症、心不全の治療として活用されています。また、アスリートのパフォーマンス向上を目的とした治療としても、注目を集めています。
このようなお悩みの方に
おすすめ
EECP療法は、主に以下のようなお悩みをお持ちの方にご検討いただきたい治療です。
- 脳卒中を中心に、脊髄損傷、パーキンソン病などの後遺症にお悩みの方
- 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)の病後、自分で運動ができない方
- 血行不良による冷え、むくみでお悩みの方
- 高血圧と診断され、降圧剤の内服をすすめられている・すでに内服している方
- 身体の内側からエイジングケアを行いたい方
- 代謝アップ、デトックス効果をご希望の方
- 疲れやすい方、疲労が溜まっている方
- 運動をしたいが、病気・怪我・障害などで難しい方(有酸素運動の効果が期待できます)
- ダイエットをしたい、痩せやすい身体づくりをしたい方
- 血管性のEDにお悩みの方
EECP療法の特徴とメリット
EECP療法は、下肢から始まり、心臓、そして全身の血流を改善するという治療です。
そして血流が良くなることで、血管の壁の最内にある「血管内皮細胞」が刺激されると、血管内皮障害の改善がもたらされます。これにより、以下のような血管内皮細胞本来の働きを取り戻すことが期待できます。
- 血管の正常な拡張・収縮
- 血管平滑筋の増殖の抑制
- 血管の炎症抑制
- 血液の抗凝固作用
- 血管、血液の抗酸化作用
実際に、EECP療法を5週間、計30時間行った場合、FMD検査(血管の内皮機能を測定する検査)において、FMDの値が2.9%から4.3%へと改善したという報告があります。
高い有酸素運動効果が得られる
30分のEECP療法により、8㎞のジョギングをした場合と同等の有酸素運動効果が得られます。
安全性が高い
ハーバード大学で開発されたのち、アメリカのFDAで承認された、安全性の高い治療です。
身体の負担が軽い
ベッドに横になったまま受けられる治療です。通常の有酸素運動とは異なり、活性酸素が発生しないため、細胞が傷つく、乳酸が溜まるということがありません。また心臓、運動器への負担もありません。
健康にも美容にも効果あり?EECP療法の7つの効果
EECP療法は、健康・美容にかかわる、主に以下の7つの効果が期待できる治療です。
デトックス効果・むくみや
冷え性改善
血流、リンパの流れが改善することで、老廃物の排出が促され、代謝およびむくみや冷え性の改善が期待できます。
エイジングケア
抗酸化作用によって、老化を遅らせる効果が期待できます。
ダイエット
基礎代謝が高まることで、痩せやすい身体づくりがサポートされます。また、30分の施術で8kmのジョギングと同等の有酸素運動効果が得られるため、脂肪の燃焼が促進されます。
疲労回復・疲れにくい
身体づくり
血流改善によって、疲労の回復が早まります。疲れにくい身体づくりにも有効です。
運動パフォーマンスの向上
血流改善による筋肉の柔軟性アップ、疲労回復促進などにより、運動パフォーマンスの向上が期待できます。
疾患予防
血流改善、心疾患の改善により、心臓疾患や認知症などの予防効果が期待できます。
EDの改善
血流が改善されることで、ED(勃起不全)の改善が期待できます。
EECP療法で
改善が期待できる疾患
EECP療法により、主に以下のような疾患の改善、また予防が期待できます。
- ED(勃起不全)
- 狭心症、心不全
- 動脈硬化
- 認知症
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 肥満
- 肝機能障害
- 腎機能障害
EECP療法の流れ
1カフの装着
患者様には、服を着たまま、ベッドに横になっていただきます。
左右の臀部・太もも・ふくらはぎにカフを巻き、心拍を測定するための電極を3カ所に取り付けます。
2施術
施術開始です。リアルタイムで測定する心拍に合わせて、カフに圧力が加わります。
カフによる圧迫感、多少のこすれ感はありますが、基本的に痛みはありません。
3終了
施術は通常、1回30分です。当院では、60分の施術もご用意しております。
お身体の状態、目的によって異なりますが、週1回、計6回くらい行うことが推奨されています。毎日施術を受けることも可能な、安全性の高い治療です。
EECP療法の注意事項
(副作用)
EECP療法は、誰でも受けられる治療ではありません。
当院では、医師の診察・必要な検査を行い、十分な安全性を確保した上で、EECP療法を行います。
EECP療法を受けられない人
- ペースメーカー等、埋め込み型医用電気器を使用している方
- 人工心肺等、生命維持用医用電気機器を使用している方
- 心電計等、装着型医用電気機器を使用している方
- 上記以外の医用電気機器を使用している方
- 妊娠中の方、出産直後の方
- カフを巻く部位に損傷、炎症などがある方
- 内出血しやすい方、紫斑病の方
- 悪性腫瘍がある方
- 知覚障害のある方
- 不整脈のある方
- 血栓性静脈炎のある方
- 重度の高血圧の方(収縮期血圧180mmHg以上、拡張期血圧110mmHg以上)
- 心拍数が35拍/分未満の方、120拍/分以上の方
- 大動脈弁閉鎖不全症のある方
- 外科的な治療が必要と判断される大動脈瘤がある方
EECP療法の副作用
施術中、カフが巻かれた部位において、多少の圧迫感、こすれ感があります。
また施術後、軽度の皮膚の擦り傷、軽度の筋肉痛が生じることがあります。
※EECP療法で使用する医療機器は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
EECP療法の費用
価格はすべて税込み価格となります。
EECP療法
回数 | 料金 |
---|---|
1回 | 6,000円 |
月額固定プラン利用制限なし | 40,000円 |